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1日目 3
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「えっと…穂積の席はー…」
自己紹介が終わり、先生が座る場所を探す
俺の近くには空いてる席がないから近くになることはないだろう
そう、ホッとしているのもつかの間
「あ、出来れば律くんの近くがいいです」
「は?」
「あぁ、そうだな、知り合いの近くにいるほうが安心出来るか」
「え?」
「じゃあ、その空いてる机と椅子もって玖条の後ろな」
「はぁ?」
「はい」
空いてる席の隣に座っていた女の子は『ここ、空いてるよー』とかって言おうとしてたけど、陽介に邪魔され言えなくて遂には隣にもなれなくて、完全に八つ当たりのように俺を睨んでくる
そんな目でみんな!俺だって嫌だわ!
「あ、ついでに玖条、穂積に学校案内よろしくなー。以上」
「は?え、ちょっ!」
そういって先生は教室を後にしてしまった
すると、クラス全員かと思われる女子が陽介に殺到する
「穂積くんって海外育ちなの?」
「お母さんってどんな人?」
「陽介くんって呼んでもいい?」
「カッコイイなぁ、いいなー」
「ふふ、そう?ありがと」
質問攻めされても動じないかっこよさ
「おい!あんなやつといつ知り合ったんだよ!」
「りっちゃんだってー!俺らには呼ばせないくせに!」
俺も色々言われて華麗に躱せる…はずもなくははは…と苦笑いを浮かべた
そんなこんなで1日目を終えてもらいたかったが、そういうわけには行かないのが日常から外れるというわけである
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