アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
3日目 3………過去。
-
あぁ、これは夢だ
すぐにそう思った
『おかーさん、どこいくの?』
『お母さんね、新しいお父さんが出来たの』
『おとーさん?』
これは父親が亡くなってすぐのこと
母親は葬式中だというのに俺を連れてどこかに向かっているところ
『仁美!待ちなさい!』
『いいえ!待たないわ!あの人から幸せになれって言われてるもの
私は私の…私たちの幸せを求めるわ!』
これは新しいお父さんの家にいるとき、母親の両親が来て怒鳴り散らしていたところ
その際に離縁する!と母親のお母さんが言い残し出て行った。その後はお父さんと母親はリビングで宥めあいながら寝室へと戻って行った
新しいお父さんは父親より年上で、娘がいた
それが夏生。俺の、家族。
『仁美、行くぞ』
『じゃあ行ってくるね、お留守番してて』
そう言って出掛けて行った母親とお父さん
俺と夏生が小学2年のとき、二人は帰って来なくなった
それから、ナツが壊れて、俺がおかしくなった
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
15 / 23