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六
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「え?麻雄先輩あの子と知り合いなんですか?」
「知り合いというか…まあ、そんなところです。」
人と関わることが苦手そうな麻雄先輩に、女性のましてやロリータ服という強烈な印象を放つ方とお知り合いだとは少し意外だ。
「ああいうロリータ服ってかわいいですよねー!勿論僕は着ないですけど、見てるのは好きなんですよ。」
「そうなんですか、入須くんが本当にロリータ服が好きなら今度…、いやなんでもないです。」
「え?なんですか!気になるじゃないですか!!」
「あの…この事は他言しないで、頂けますか?特に会社の方々には。」
寂しそうな表情の麻雄先輩。
「は、はぁ…。それは良いですけど、どうしたんですか急に」
「いや、こういった趣味は中々理解されないことなので、中には変に思われる方もいらっしゃるので…」
麻雄先輩は、改めて僕の目を見て言った。
「入須くんがロリータファッションに理解ある方で良かった。」
改めて目を合わせて真剣な表情をされると、麻雄先輩が端正な顔立ちなのもあるのか、なんだか男同士にも関わらず、恥ずかしかった。
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