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七
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「僕は、元カノがロリータ好きだったんですよ。それで、よく買い物とか付き合わされたりしてて、良いなぁ。って…」
ロリータ服を見てつい大学時代の元カノを思い出してしまった。
「そうだったんですか。そういえば入須くんには、現在彼女さんとかいらっしゃるんですか?」
珍しく麻雄先輩から僕のことについて質問してきた。
「居ませんよ。好きな人とかも居ないですし、今は仕事を優先したいというか…」
これは意地とかではなく本当の話だ。女友達は何人か居るが、付き合おうとかいう気持ちは残念ながら微塵もない。
「これは余計なお世話かも知れませんが、恋人はいた方がいいですよ。仕事なんて悪魔で仕事ですから、代わりなんていくらでも居るんです。恋人の代わりなんていないですからね。…それに、君みたいな優しくて礼儀正しくて良い人に恋人が居ないのは勿体無い。」
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