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十五
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麻雄先輩はというと、いつの間にか社長や専務らにお酌しに行っていた!
課長が麻雄先輩が居ないのを見計らってか、話しかけてきた。
「城井くんがこういう飲み会の席に顔を出すのは珍しいなぁ。」
「本当ですよね」
隣の小宮さんも、同意した。
「今回は、僕の為に無理してくれたみたいですよ」
本人は無理してないと言っていたが、課長や小宮さんまで珍しがっているので、きっと少しは無理して来てくれてるのだろう。
「あぁ、そうだったのか!城井くんも入須くんが来てから少し性格明るくなったな。なんというか、社交的になったというか。」
「入須くんのおかげね」
課長も小宮さんも、今までの麻雄先輩について教えてくれた。
なんでも、こういう席に顔を出したのは今回が初めてで、会社内でも話しかけにくい雰囲気もあるせいか、少し浮いていたらしい。
それが最近、僕が来てから雰囲気が明るくなってきたとか。
確かに、麻雄先輩はちょっと独特の雰囲気があって人を寄せ付けないような感じはあるけれど、人として尊敬出来るような素晴らしい一面もある。
この前の恋愛に関する話もそうだ。
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