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十九
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飲み会も終わり、課長に付き合わされ二次会へBARに麻雄先輩と行った。その頃には、課長も麻雄先輩も出来上がっていた。
麻雄先輩は飲むと話し上戸になるらしく、話し出すと止まらなかった。
と、同時に色々な話しが飛び出してくるので頭の良い人なんだろうな、と感心してひたすら聞き入っていた。
話しはこの前すれ違ったロリータファッションの子の事から、ロリータファッションの事について麻雄先輩が熱弁を始めた。
「…入須くん、ですからロリータはコスプレではなく、ファッションなんです!」
呂律も回ってるかどうか微妙なところ。
「それ元カノも同じこと言ってましたよ。」
「その元カノさんは分かってらっしゃる!さすがですね!」
なにがさすがなのかよく分からなかったが、適当に話を合わせておいた。
麻雄先輩は大分酔った様子だった。課長にかなり飲まされているようだ。
課長自身もかなり酔ってるらしく、麻雄先輩の肩に手を乗せて今の政治について熱く語り出した。
僕も2人と同じくらい飲んでいるはずなのに、やはり酔わない。
上の空で話を聞き流していると突然、課長に話しかけられた。
「入須くん、君は酒強いな〜!」
と言う課長はいつもより笑顔な気がする。
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