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二十二
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いつもなら気怠い月曜日も麻雄先輩が居ると思うと、朝の出勤ラッシュも苦では無かった。
会社に着くといつもの様に麻雄先輩が先にデスクに着いていた。
僕は朝が弱く、いつも少しぎりぎりに出社してしまう。
と、言っても出社時刻の少なくとも10分前には会社には着いている。
麻雄先輩は出社時刻の20分くらい前に着いている様だった。
麻雄先輩よりも遅く会社に着いてしまったことを反省しながら、今日の業務について確認していた。
「入須くん、今日は私は課長と大事な取引先と打ち合わせがありますので、業務内容について何か分からないことがあれば小宮さんに聞いてください。」
そう言って麻雄先輩は忙しそうに資料の最終確認をしていた。
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