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二十三
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結局この日は、麻雄先輩とほぼ話す機会が無かった。
麻雄先輩とお話し出来るチャンスはまだ職場でしかない。
そのチャンスも、仕事が忙しいと中々難しい。
次の日からも麻雄先輩とお話しするチャンスはしばらくやってこなかった。
業務内容について時々話す程度になってしまった。
どうにかしてプライベートでも関わるチャンスは無いだろうか?
麻雄先輩のミステリアスなプライベートを少しでも知りたい。でも、どうすればいいのだろう。
本人から絶対に話してくれないだろうな。
色々考えているうちにあっと言う間に週末になった。
携帯に大学時代の元カノからメッセージが届いていた。以前、麻雄先輩に言ったロリータ趣味の彼女だ。
「お休みの日にいつものあの喫茶店で会わない?」
『あの喫茶店』とは彼女と付き合っていた頃良く一緒に通ったお洒落な喫茶店だ。
お店の雰囲気がゴシック調で、よくロリータファッションの子達が店内でお茶会などをしている。
そんなお店だった。
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