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三十四
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そ、そんなに近くに⁉︎と思うと、僕のおでこと麻雄先輩のおでこをコツン。
そんなベタな展開あって良いのか⁉︎
湯気が出そうになるくらい急激に顔が熱くなった。
「少し熱いですね。」
麻雄先輩のせいですよ!と心の中でツッコミを入れたが、実際には口をパクパクさせることしかできなかった。
「大丈夫ですか?早退しますか?」
本気で心配してくれてる黒縁メガネスーツのイケメン麻雄先輩。惚れます。
「だ、ダイジョブですん!!」
慌てて発した言葉は日本語かどうか危うい。
「じゃあ、午後の仕事に支障が出ないようにお昼休憩にはまだ少し早いですけど、先に休憩室で休んでください。戻ってくる時間はいつも通りで結構ですから。」
麻雄先輩の気遣いに申し訳なさと感謝しながら、お言葉に甘えて先に休憩に入らせてもらった。
結局なんでメガネしてるのか聞けなかったな。
その日は午後からもイケメン麻雄先輩にドキドキしっぱなしで、心臓が忙しかった。
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