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占い師編R(5)ー2日目・夜
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残り人数6人
市川
大町
杜
牧原
南
津田
×佐倉
×白井
部屋に戻ってしばらくすると夜になった。俺はその間ずっと、今日の話し合いのことを考えていた。
さっきはどうかしていた。あの場面で大町をかばってしまうなんて。
でも、もう大丈夫だ。きっと佐倉の痴態を見て気が動転していたんだろう。
明日になったら杜が嘘をついていたこともバレて、俺が占い師であることが確定する。そしたらみんなに謝って、大町がゲイであることを伝えればいい。しかしそうすると…
俺は透に渡された機械をチラッと見た。
暇だなぁ。ゲイが判明したからもう占う必要もないし。まあとりあえず杜でも占っとこうか。
杜をタップすると、ゲイではないと出てきた。あいつは腐男子なんだろうなあ。
しかし腐男子って、何が楽しいんだろう。男と男のセックスを見て興奮する男とかど変態じゃないか。お尻は出口であって入り口じゃないのに。
そこでふと、佐倉を思い出してしまった。
佐倉は本当に気持ち良さそうだった。俺はセックスやオナニーであんな風になったことない。俺もアナルを使ったら…あんなに気持ち良くなれるんだろうか。それとも大町が、ものすごいテクニックを持っているのかな。
大町があの枯れた目をして、男の服をひっぺがし、全身を愛撫し、濡れた指をキュッとすぼんだ穴へ差し込んでいく。そして十分にほぐれたら、硬くて大きな肉棒を…
ごくりと唾を飲み込んだ。体の奥がぽっと熱くなる。
1回、試してみてもいいんじゃないか?
ほら、人生経験として…。
俺は震える手でズボンとパンツを脱いだ。アナルの辺りを触れてみると、想像よりもずっと小さくて、少し怖くなった。
「未知の世界に足を踏み入れる時は恐怖がつきものだ。頑張れ自分!」
なんとなく声に出して自分を奮い立たせる。まあわかっている。はたから見たら馬鹿みたいだろうと。
右手の人差し指を口に含み、舌を這わせる。アナル開発の知識はほとんどないけど、ぬるぬるしてた方がきっと入りやすいよな。
指をしゃぶっているだけなのに、さっきの想像が後を引いているのか、自然と大町のペニスを連想してしまう。
佐倉は大町に…フェラ、したのかな。太いペニスに口の中犯されたら、どんな感覚がするんだろう。もしこの指が、大町のペニスだったら…。
大町のペニスを想像しながら、指を出したり入れたりしてみる。大町のペニスに舌を押しつぶされ、上顎をこすられ、喉の奥まで突かれている。裏筋を舐めると、もっと大きくなっちゃって、我慢できずに頭をつかまれ、イマラチオされて…
ふと目を開けて正面にある鏡を見ると、真っ赤になって息を荒くしながら、自分の指をしゃぶっている男が映っていた。触ってもないのにペニスが勃起している。
ああ、俺本当に馬鹿だよな。ゲイでもないのにこんな妄想で興奮するとか…。
もういいかな、大町。お前のペニス、俺の中に入れちゃっても…。
俺の想像上の大町は、鼻で笑って俺を見下した。
『もう我慢できないのか?人のことど変態とか言ってたけど、お前が1番の変態だな』
「うん。俺変態だから、大町のおちんちんが欲しくてたまらないんだ…」
1人でそう呟き、しゃぶりすぎてしわしわになった人差し指をアナルに当てた。そしてゆっくりと挿入しようとしたのだが…
「……違う」
急に体の奥が、すーっと冷えていくように感じる。高まっていた興奮が、どこかへ消えていった。
「これは大町のペニスじゃない」
自分が挿入しようとしていた人差し指が、なぜか急にちっぽけなつまらないもののように見えてきた。
俺はただ、アナニーをしてみたかっただけだ。それなのにどうしてこんな感情になるのか。妄想の世界に入り込みすぎてしまったのか。
「…寝よう」
自分の気持ちを理解できないまま、俺は眠りについた。
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