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人狼vs狩人編(11)
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3日目・夜
残り人数 8人
シン
アラン
エドガー
ショウヤ
ナツキ
ミノリ
ソウタ
ミコト
×マサジ
×ヒロ
×ヨウ
<これまでの流れ>
1日目夜
アランガード→エドガー
2日目昼
誰も欠けていなかった
ショウヤが占い師→ミコト=ゲイではない
ミノリが占い師→アラン=ゲイではない
ナツキがスパイ(対抗なし)
マサジが追放される
2日目夜
アランガード→ナツキ
3日目昼
ヒロがいなくなっていた
ナツキがスパイ→マサジ=ゲイではない
ショウヤが占い師→ヒロ=腐女子
ミノリが占い師→ヨウ=ゲイ
ヨウが追放される
side:シン
あまりよくない展開だ。
ゲイはまだ両方残っているし、腐男子っぽいミノリも残っているけど、ノンケ側は占い師もスパイも残っている。
1日目は腐女子を襲ったことで失敗しているし、2日目はナツキを襲おうとしたけどボディーガードに守られていた。そろそろ誰かを襲ってノンケの人数を減らしたいところだけど、問題は…。
「なあ、アランってどういうやつなんだ?」
コテージに戻り、一台しかないベッドで隣に座るエドガーに尋ねた。
「どういうやつって…まあ、優秀な助手だ。礼儀正しいし、私の行動の意図にすぐ気付いてくれる」
「ふーん。信頼しているんだね」
「ああ…そういえば、アランはシンに少し似ている気がする」
「え、俺?全く通じるものを感じないけど」
「目的のためならなんでもしそうな感じが……それより、どうしてこんなこと聞いたんだ?まさかアランを襲うつもりか?」
エドガーがちらっと睨む。
「うーん…アランって、今日の昼に俺が昨日ヒロの名前を出したことを気にしてただろ?」
「ああ、そうだったな」
「俺、アランに疑われてると思ったんだよ」
「なぜだ?」
「ヒロの名前出したの、少し無理矢理だったかなーとは思ってたんだ。しかもそのあとすぐにヒロが腐女子だったって判明しただろ?俺かなり怪しいと思うんだ。知ってて追放しようとしたんじゃないかって。アランはそれに気づいたから、誰がヒロを疑ってたのか聞いたんじゃないか?」
「アランは……そこまで察しがいいわけじゃない。たまたま聞いただけだろう」
どうやらすんなりとアランを襲わせてはくれないようだ。やっぱり自分の後輩を襲うっていうのは気が咎めるんだろうか。このゲームに参加してしまった時点で、もう元の関係には戻れないと思うんだけどな…。
「じゃあエドガーは誰を襲うべきだと思う?」
「ショウヤだ。ナツキはボディーガードが守っているから、襲うことができない。明日ミノリが偽物であることはバレてしまうから、本物であるショウヤを襲っておくべきだ」
ショウヤか。たしかに邪魔な存在だ。もし今夜、俺かエドガーが占われていたらおしまいだからな。ここはエドガーに従ってもいいけど…やはりアランも気になる。
「じゃ、今夜もじゃんけんで決めようか。それなら文句ないよね」
「またじゃんけんか…。もっと話し合ってよりよい選択をしようとは思わないのか?」
「エドガーと話しても、前には進まない気がするよ」
「どういう意味だ?」
「どうせアランは襲わせてくれないんだろ?かわいい後輩だもんな」
「……」
エドガーは下を向いて黙ってしまった。
「さあ、じゃんけんしよう。俺が勝ったら俺がアランを襲う。エドガーが勝ったらエドガーがショウヤを襲う。いいな?」
「…ああ」
じゃんけんの結果、エドガーはショウヤを襲うためにコテージを出ていった。
俺、3日連続じゃんけんに負けてるじゃないか。
弱いな……。
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