アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
愛してるの一言で
-
俺は恋人の菅とデートだ
いつものように待ち合わせ時間から5分ほど
遅れて着いた
菅は待っていた
「ごめん…待ったか?」
「いや!全然待ってないべ!」
わかってる
嘘だろ?菅はいつも5分前には来る
だから10分はこの寒い中待っていたんだ
「じゃあ!どこ行くべ?」ニカ
そんな笑顔を向けないげくれよ
俺は今からすることが悲しくなるんだよ
「ん?どうした?大地」
「もう…別れよう」
「え…」
「もう飽きたんだよ…菅には」
「そ、そっか!…そっか」
そんな悲しい顔するなよ
俺は目をそらした
多分このまま見ていたら
突き放せなくなる
俺だって菅が大好きだけど
お前は人一倍寂しがりやだろ?
菅は遠距離なんて無理だろ?
これが一番の対処法なんだ
「ヤダ…やだよ!大地…ヒッグ」
俺は菅の顔を見たら
大量の涙が出ていた
「ッ…じゃあな」
俺は菅の反対側を歩いた
「ヤダ…おいで…いがないでよ!ヒッグ
大地!」
これを我慢したらいいんだ
あっち行ったら菅を忘れられる
我慢だ
「ヤダ…大地!…!?大地!!!!!」
プップー
ドガ
なんだ…なんで周りは叫んでいるんだ?
みんな慌ててるんだ
なんで俺の目の前に血がでている人がいるんだ
あれ…菅…菅だよな
「す…が……」
「だ…いち……好き…だょ…」
俺は菅が俺をかばって死んだのを理解するのは
時間がかかった
「な、なんで…すがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ」
こんな叫んでも意味が無いと知っていても
叫んでしまう
…これが神が俺にさずけた
菅への償いなのか?
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
63 / 139