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もういいよ…4
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やだよ…岩ちゃん
いつも岩ちゃんが味方だったから
今俺に見方がいないから
誰を信じたらいいか
わかんないよ
俺のどこが嫌だったの?
岩ちゃん
岩ちゃんは裏で死んでって
言ったんだね
どうしようかな…
岩ちゃんの願いを叶えたい
死のうかな
でも岩ちゃんにもうトスを
あげれなくなるんだな
セッターは矢巾ちゃんがいるから
大丈夫か…
もうこんな時間
よし
最後は岩ちゃんの声が聞きたい
俺は電話をかけた…岩ちゃんに
「もしもし…」
『岩ちゃん』
「ッ…おい…かわ」
『…怯えなくていいよ…怒ってないし』
「…」
『岩ちゃんの本当の気持ちを
口で伝えてほしかったな…』
「ごめ…ん」
『…そんなに長く電話はできないんだ
俺ね…岩ちゃんの願いを叶えようと
してるんだよ』
「ね…がい?」
『うん…俺頑張るから』
「何しようとしてる?」
『…岩ちゃん』
「おい」
『ずっと前から好きだった』
「及川!」
『いつも味方は岩ちゃんだけだったね』
「おい!及川!!」
『本当に嬉しかったんだよ?』
「…何しようと」
『…大好きだった…どんな岩ちゃんでも
好きだよ?』
「…及川…聞けよ!」
『大好きだった岩ちゃん…
さよなら』
「!?おいか」
ツーツー
俺は手に持った銀色のものを
自分に向けて
「岩ちゃん大好き…」
グサッ
ーーーーーーーーーー
「ニュースをお届けします
今日夜の21頃に男子高校生が及川徹さんが自宅で自殺していました…
凶器は包丁で自ら心臓に刺したそうです
お母さんが見つけた頃にはもう死んでいたそうです…学校側はいじめはなかったと言ってますが
及川徹さんの体には傷や痣がいっぱい
あったそうです…これでニュースを終わります」
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