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信じてた2
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「愛してる」
そう僕に言ってくれたのに
その言葉は…
僕を釣るためのエサだったんですね
僕なんて黒尾さんのおもちゃ
遊ぶための、暇を潰すための
道具でしかなかった
たくさんのおもちゃが入ってる箱
そこに僕も入れられた
使って飽きたらそこで終了
僕は捨てられるんでしょ?
表の顔でいくら特別扱いされても
心がないとダメなんだ
黒尾さんには裏がある
裏では…
僕はどんな存在なんだろ
考えたくない
僕には彼だけだった
黒尾さんには僕だけじゃない
僕がいなくなったって
代わりがいる
なんでもっと早くに気づかなかったんだろう
もっと早くに気づいてれば
こんな気持ちはなかったのに
気づいてしまった僕は
もういらない
黒尾さんなら離れないといけない
たくさん並べられる
おもちゃ(人)
たくさん比べられる
おもちゃ
全部少し使って
味見して
自分に合わないものは
すぐに捨てる
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