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玲サイド
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「おい…どういうことだ」
イライラする。頭も痛い。
「あ、おはー。玲ちゃん」
「祐樹は?」
「いないよ」
笑顔で昨日のすごろくを片付ける。
「は?」
「だからぁ…出て行ったってば」
「なんで」
「知っちゃったから」
とん、とまとめたものを揃える。
「何を」
「それは…本人に聞いたら?」
妖しい顔。
「はあ…」
階段を上って、部屋に戻る。
「はあ」
ため息。
部屋には祐樹のものがなにひとつない。
連絡先から、祐樹のを見つけて、
電話をする。
ここには、まだ、祐樹のものがある。
プルル、
一体、何がばれたんだ…?
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