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「大丈夫だよ、はる」
「ごめっ…ごめん」
子供のように泣きじゃくるはる。
そんなに気にしなくて良いのに。
「はるが来なかったらもっと酷かったんだよ?来たから、来てくれたから大丈夫なの」
「でも…痕が…」
「…思い出したら、なんか気持ち悪いからさ……はるで満たしてよ」
泣いてたはるの胸に寄りかかって、逆に甘える。
「中途半端にしないで。お願い…辛いこと、忘れさせて」
「ゆーちゃん」
ずるいのわかってる。でも、はるの体温に触れていたい。離れていかれるのは、寂しいんだ。冷めてしまったら、温まらないんだ。
「ごめんね…そうだと知らずにいつも途中で」
「ううん」
優しい声に不安はない。
腕をはるの首に回して抱きつく。
「はる、はるっ…すき、好きだよ」
「俺も、好きだよ」
「んっ…ぁ」
軽いキスをされて、また夜は深くなった。
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