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玲サイド
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日が変わって、朝は失礼だと思い、昼頃に電話をした。
謝って、やり直したい、って。
確かに俺が悪いから。
プルルル、とコールをする。
8回目のコールでやっと繋がった。
『もしもーし』
「…」
違う声が出てきて、間違えてないか確認する。
「どちら様ですか」
『あー、俺?俺、ゆーちゃんの彼氏だよ』
「は?」
駅で言ってたことは本当だったのか。
『ゆーちゃんの元彼でしょ?』
「…そうなりますね」
『聞いたよー、ひどい子だねえ』
「ええ」
『認めるのっ?』
「まあ、よく言われるので」
『あ、まあ、うん。で、用事は?』
「一度、祐樹と話をしたいな、と」
『おー…どうする?今日空いてるよ』
「じゃあ、会えますか」
『うん』
「あー…駅前のカフェってわかります?」
『はいはい』
「そこで待ち合わせで」
『うん。じゃあ……5時に』
「5時ですか」
『そう、うん。じゃあまた』
一方的に切られる。
「うぜぇ」
なんか軽そうで、自分には合わないと感じた。
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