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部屋
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怖くて携帯にも手を伸ばせなかった。
「しばらく話し合う時間欲しいから今日は帰れないって言っとけ」
そう言われて、手を震わせながら打った。
そして、返事を見たくなくて電源を落とした。
「おりて」
アパートのような場所に着き、ドアを外から開けた。
「おじゃま、します」
入った部屋は質素で、全然そんな感じではなかった。
「おいで」
その部屋の中の部屋を見たら、ほんとにここは小林さんの部屋だとわかった。
少し広い部屋に、大きなベッド。タンス。シャワールーム。トイレ。
ここに全部閉じ込めたみたいだった。
震えて動けない僕の手を引き、部屋の中へ入れると、ベッドに投げられた。
気持ち良くスプリングの音がする。それが余計に今の状況をはっきりさせた。
ベッドの上で後ずさり、歯がなった。
「怖がらなくて良いよ。そんなひどいことはしないから」
玲?ねえ、ほんとに、玲なの?
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