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愛しかった
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一通り終わり、体は言うことを聞かず、全く動かなかった。
逃げたい。
ただ、それだけ。でも重くて動けない。
風呂に来る時と同様に持ち上げられて、ベッドに戻る。
玲はタンスを漁りに行った。
ベッドの上で仰向けになっても動けず、眠気も襲ってきた。
「おい、寝るな」
「ぅ……」
戻ってきた玲に頬を軽くぶたれる。
それでも頭が上手く動かずに、ぼー、っとする。
「………ぁっ!、んぅ」
急にアナルを慣らし始め、目が冴える。が、快感でまたすぐに朦朧とする。
あ、いつもより感じるから、媚薬あんのかな。
「ぁ、んっぅ…はぁ」
次第にくちゅくちゅと卑猥な音が部屋に響き始めた。
「ん……ぁああ」
指が良いところを探り、弄ってくる。
なんだか、嬉しかった。
乱暴だったのに、こういう時は優しくて。あの長い綺麗な指に犯されて。
そう考えれば嬉しかったけど、さっきの玲のことを考えると虚しくなり、また涙が流れる。
「ふっ、ぅあ、ああ」
「そう残念そうにするなよ」
大好きな指が。愛しかった人の指が出て行く。
なんとなく、最後になる気がして。
無意識に、玲を欲していた。
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