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いってきます
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「…ん、」
朝かな。
「はる…?」
いない。時間やばい?
…やばいのか?
ばっ、と時計を見る。7時半。
「まあ、ちょうど良いかな」
立ち上がり、リビングにいく。
「おはよ、はる」
「……」
「はる?」
テレビでニュースを見てたはるが不機嫌そうにこちらを見る。睨みつけている。
「何?」
「朝飯……」
「あさ…めし、あ、あーっ!」
こういう行為の前にいつも先に作っておく朝飯。昨日はコロコロが楽しすぎて忘れていた。
「え、何、たべたの」
実際はるは、誰もいなかったら一食くらい普通に抜く。
「パン。買ってあったやつ」
それは今日の僕の昼飯です。
「まあ、食べたならまだ良いや」
まだむすっとしてる。
「ごめんね、はる」
そこまで機嫌悪くするとは思わなかった。
「こっち」
呼ばれてはるのところへ行く。
「どうかした?」
「お詫びにゆーちゃんからキスして」
…ん?えっと?
わからずに固まっていると、はるがペロ、と舌を出す。
「ディープキスね」
「な、なななっ…」
「早く。仕事行かなきゃだから」
目を閉じて待機される。
もう、勢いで。やっちゃおう。
でもどうやって?あれ、僕からやったことあるっけ。
「はる、あのさ…っ、ふ」
キス。なんだよねだっといて。結局はるからじゃんか。
「遅い」
「わる、かったね」
「じゃ、いってきます」
「いってらっしゃい…」
なんなんだ。朝から。
はるから少しタバコの匂いがした。信乃さんと同じ。玲の吸わない…いや、だめだ。忘れなきゃ。
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