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スーパー
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はるが出て行ってから学校に行く準備をした。何より昼飯…楽しみだったのにな。しょうがないか。
カーディガンを羽織って、靴を履く。
なんか今日日差し強いな…。
帰りにスーパーに立ち寄る。お小遣いならはるからもらってある。
「夕飯……」
家に野菜が結構ある。
「うーん…」
何が野菜を多く使うか。
「野菜、いため」
最近肉類多い気がする。まあいっか。野菜どばっと入れたら関係ないかな。
「祐樹くんのとこは肉料理?」
「え」
「あ、デザート買ってあるし」
「えっと、え?誰ですか」
「ひどくないかなぁ…確かにスーツ姿見せたことないけどさー」
「?」
「信乃ですよ」
知らない人かと思った。普段ラフすぎるから、髪をぴん、と整えると誰かわからない。
「あー…どうかしました?」
「僕も亮太もここのスーパー使ってて見かけたから」
「少し遠くないですか」
「うん。さっきのうそだよ」
「ですよね…」
この人わかりづらい…
「はい、プレゼント」
「何ですか」
「んー…秘密」
「は?」
「は、じゃなくてさ……帰ってくるなら帰っておいでね?」
「は?え、帰りませんよ」
「まあ、うん。じゃあねー」
渡された封筒。と、いっても子供にあげるお年玉用の封筒。
「家に帰ってからでいっか」
早く帰ろ。
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