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相手の家
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あれから何事もなく、普通に過ぎて、次の季節が来た。
信乃と亮太から、久しぶりに会おうって言われて一泊することになった。はるも一緒に。朝早くに集合した。
「久しぶりー祐樹くん」
「お久しぶりです」
「はじめまして、遥さん。信乃です」
形式ばった挨拶を交わし、リビングに集まる。
「ゆうぅうきいいぃ!」
「うわっ??亮太っ」
「挨拶もなしに出て行くとかありえねーぞ」
「それは悪かったって」
「挨拶しなかったの?」
「は、る」
しないといけないーとか、そういうのはうるさいから、やったよって誤魔化してた。
「やって、ないの?」
「ん、ごめん」
その返事に言葉を返さず、にこ、と微笑まれる。目が笑ってなくて怖い。
「あ、玲。おはよ」
「ああ」
「ご飯は?」
「いらない。でかけてくる」
「りょーかい」
既に、着替えて髪もセットしてあった。
「今日と明日来てるよ?」
信乃さんが、僕達を指さす。
「…じゃあ明後日の昼には帰る」
「泊まる場所は?」
「約束してある相手の家」
「そっか、いってらっしゃい」
玲が部屋から出て行く。
「ゆーちゃん、肩強張りすぎ。リラックス」
「…あ、うん」
深呼吸をする。もしかしたら、前と同じになるかもって考えて緊張していた。
「信乃さん、斎藤さんどこ行くんですか?」
「んー…言って良いの?」
「え…?」
言って良いってことは、言いづらいこと。なんで。そんなに?何をしているの玲。
ねえ、玲………どうしたの
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