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空き部屋
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「ゆーちゃんっ??」
両肩にはるの手が乗せられ、揺すぶられる。
「っ!……ぁ、あ」
うまく声が出せない。
「大丈夫?顔真っ青だけど…」
「汗もひどいよ」
「部屋、空いてるとこ貸すよ」
「ああ、ありがとう」
手で顔をなでれば、確かに汗がひどい。それに指先も冷えてる。
「立てる?」
首を横に振る。
「じゃあ、しつれいするね」
はるに背中と膝裏に手を回されて、抱っこされる。つい、首に手を回したが、手が震えて抱きしめられない。
「大丈夫だから。寝てて良いよ」
はるの胸に頭を預けたら、心臓の音がして。それとはるの温もりに目を閉じた。
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