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番外編 祐樹サイド
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「なに、いって」
なんで、こんなことするのかわからない。
「何でそんなに怖がる?…ああ、無理矢理ヤられたことあるんだっけ?」
くす、と笑う。上から見下されてるせいか、前に経験があるからか、恐怖を感じた。
「手、震えてる」
手に触れられる。嫌でも上手く体が動かなくて、その手を払えない。
すす、と手が腕を伝い、肩へと来て、顎を手で掴まれる。
「好きなんだ、祐樹」
そう言った玲の顔が悲しくて。
「れ、い」
「あの先輩が卒業したら、きっと祐樹のことなんか構ってられない。捨てられるかもだよ?…それに、迷惑かけたくないでしょ?」
まるで本当にそうかのように言われて、疑いはじめる。
「だから、俺にしなよ」
「れいっ…」
言葉の途中にキスをされる。なんで。こんな素振りなんてなかった。逃げたいけど、逃げたら2度と遊べない気がして逃げられない。
「祐樹は、優しいね」
そんな泣きそうな顔はやめて。やめて、と言えなくなる。
玲の顔が首筋に移動し、べろ、と舐める。一瞬寒気がした。
「っ、ん」
口を強くつぐんで、言葉を抑える。
「声、出して」
「、あっ」
ちゅ、と首元を強めに吸われて口が開く。
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