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伏せ
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からん、と店のドアが開く音がする。でも背中のほうだから見えない。
「あー…」
「はる?」
知り合いかなぁ、と思って振り返ろうとする。
「だめ!何もないから!ちょっと考え事してただけ!」
「そう?」
両頬を手でがっしり捕まえられて、見れなくなる。そこまで必死だと気になるじゃないか。
「よし!顔を伏せて!」
「声少し抑えて…っ」
周りが騒がしくしてたせいでこっちを見ている。
「あ、ごめんなさい…すいません。ゆーちゃん、顔を伏せて」
「?」
「はやく」
顔が怖くてとりあえず伏せた。
「あげて良いっていうまでそのままね」
「えー…」
ちょっと、これじゃ残りのコーヒー飲めない。しょうがなく携帯を弄り始める。
でも今やることないんだよな。
「良い?」
「ちょ…っ、まだだめだって」
「んー」
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