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思い出す
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「へえー結局付き合うんだ」
「ゆーちゃ…」
久しぶりに信乃さんの家に集まった。僕、玲、亮太、信乃、遥の5人で。
「ちょっと…コップ割らないでよ」
はるは僕達が付き合うと聞き、驚いて持っていたコップを落とした。
「だだだだだだ、だだって、え、え?、前まで、え?なんで?何があったのゆーちゃぁああんん」
「はる落ち着いて…」
肩をがしっ、と掴まれて揺すられる。
「お前は用無しってことだよ。帰れ」
「なんで⁉︎なんでこんな口の悪い人と?母さんは許しませんよ!」
「いつから母さんになったんだよ…」
「裕樹、こんなめんどくさい人だったっけ?はるさんって」
「うん…こんな人だよ…」
「亮太ー、掃除機持ってきてもらえる?」
「はーい」
玲とはるが口論し合うのを放置して、割れたコップの破片を片付けていく信乃さんと亮太。
「はあ…」
これからこんなんで大丈夫なのかと考えると頭が痛くなった。
「あ…」
ふと、思い出した。
「美波…元気、かな?」
騒がしい部屋を出て、携帯の電話を開いた。
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