アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
イライラ
-
「仲悪いのか?」
「最近はあんまり会ってないかな」
「ふーん」
家に着いてからベッドにダイビングした。
今日は本当ついてない。あの男がありえない。明日来たらまた女子の餌食にしてやる。
そう決意して夕飯にカレーを食べて寝た。
「…は?」
「おはよー、ごめんね昨日は。それで名前聞きたくてさー」
ヘラヘラと王子様スマイルをしながら俺の席に座る昨日のやつ。朝早くてまだ女子は来ていない。
「おはようございます。昨日のこと気にしてないんで大丈夫です。そこ俺の席なんでどいてもらえますか」
「うわぁ愛想ないなー…はい、にこー」
うざいけれど早くどいてもらうために、にこーっとする。
「そうそう、にこーってね。んで、名前は?」
「は?」
どかない?
「ほら、名前だよ」
「…知らなくて良いと思いますが」
「知りたいんだよ。はい、名前」
「…」
名乗るがとても嫌だけれど去ってもらうには言うしかない。
「……………嶋です」
「下の名前?」
「苗字です」
「下の名前は?」
「…」
「ほら、先輩だよ俺?」
「…」
イライラが限界になってきてる。
「亮太だよ。先輩かなんだか知らないけど、早くどいて。邪魔」
「亮太くんね。席邪魔してごめんねー」
手を振りながら笑顔で言われる。どく気はないらしく、動く気配がない。
さすがに、きれた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
177 / 205