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ファーストキス
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「俺はバイじゃないんで」
「まあまあ。しばらくの暇つぶしになってよ」
軽く言っているが俺には大事だ。まだ女子と付き合ったことないのにそれより前に男子?しかも先輩?嫌だ。
「嫌です」
「えーいいじゃん」
「嫌です」
「次嫌だって言ったらキスするよ」
「遠慮しま「それもだめ」…」
働け、俺の脳みそ。普段使えなくても今こそ本領発揮してくれ。
「あっ!善処しま「だめ」ううう…」
「はい。付き合って?」
「えっ、と…あの、っ…ん」
引き寄せられてキスされる。待ってファーストキス。俺のファーストキスはかわいいかわいい女子に捧げたかったの。違う。こんな男嫌だ。
舌も入ってきたから一生懸命力をこめてそいつを押す。
「ふ…っ、ぅん」
びくともしません。女子に見せられた少女漫画みたいです。
「んあ…」
口が離れるときに、少し唾液が糸を引いた。
「…」
「さいあく…」
口をぐい、と服の袖で吹く。そいつを睨めば、なぜかじろじろ見られていた。
「な、なんだよ」
「うん」
離れてそいつは腕を組む。
「なんか、えろいね」
そいつが始めて真顔で言ったのを見た。
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