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「は…?」
「いやぁ…うん。これからよろしくね?」
さっきの真顔は一瞬にして消え去り、またヘラヘラした顔が戻ってくる。
驚きが怒りに変わる。ふつふつと湧き上がる。
「っっざけんな!もう2度と関わんな!」
口を服の袖でゴシゴシと拭き続ける。
「あああ、口荒れちゃうよ?」
その腕をそいつに握られて、拭けなくなる。
「ほんとなんなんだよ⁉︎こんなことして楽しいか⁉︎」
「……」
「ぁ…」
また、怖い、冷たい顔。
「楽しいよ?」
口は笑ってるのに目は笑っていない。
「だからさ、君も楽しんだほうがいーよ」
鼻がつきそうな程近づいてそう言って離れていき、どっかへと去って行った。
しばらく動けなくなっていたが、ずるずると座り込み、頭の中は真っ白だった。
「ほんと…なんなんだよ…」
小さく呟いた声が響いてる気がして気持ち悪かった。
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