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亮太
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「やっほー!久しぶり祐樹!」
嬉しそうにぶんぶん手をふる亮太。
「久しぶり!」
今日は前から約束してて、2人で飲みに行こうってことだった。
たわいのない話をしながら飲み屋に向かう。
「んでね、今度一緒に旅行記行くことになってね、あ!会社は有給1日取りたいと思ってるんだけどさ」
「どこに行くの?」
「大阪らへん!食べ物中心で笑笑」
「食べ物かよ笑」
旅行かあ、いいなあ、と思ってるうちに店に着いた。飲み屋っていうかおしゃれなカフェみたいなところ。なんとなく女性客が多い気がする。
「この店の雰囲気好きかも」
「だろ!絶対祐樹好きだと思った!信乃が教えてくれたんだ」
ちょっとした会話ごとに信乃さんのことが出てきて、少し羨ましいなと思った。
簡単につまめるものとか、お酒を頼んでまた駄弁る。
「祐樹は最近どーなの」
「あー…会社はまあまあ楽しいけどまだ忙しいってかんじかな」
わかってる。玲のことを聞かれてることくらい。でもなんとなく避けてしまった。話したら何かが崩れそうな、そんな予感がした。
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