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玲視点
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静かな部屋で軽食を取りながらテレビを見ると、昼のニュースとか芸能とかまとめてる番組が終わりかけていた。
今日が祝日でよかった。これで会社だったら死んでいただろうし、裕樹なんか動けないと思う。
残ってるお茶をぐいっと飲み干して裕樹を起こしに行く。
「裕樹」
ぐっすり寝てるみたいでまったく起きない。
「ゆーきー」
身体をゆすりながら起こそうとしても起きる気配はない。
「…」
掛け布団をはがして裕樹の体を見た。
相変わらず細っこくて折れてしまいそうで、これを抱いてると思うともう折れてるんじゃないかと思ってしまう。
仰向けの裕樹の鎖骨をなぞる。
そのままゆっくり、胸へ下り、へそのあたりまでなぞる。
「んん…」
くすぐったいのか声を漏らすが、まだ起きなさそうだ。
なんとなくまたなぞる。
本当に綺麗な体。傷が何もなくて良かった。紐とか残ってたらやばいしな。
「…れい?」
「おはよ」
「なにしてんの?」
やっと起きた裕樹は体を起こして目をこする。
「あー…腰痛い、かも」
腰に手を当てながらあくびをして、俺を睨みつける。
「ここまでやれなんて言ってない」
「減るもんじゃないよ」
立ち上がろうとした瞬間、少し上げた腰をすぐに戻した。
「…腰痛い」
「だろうな」
機嫌悪そうに眉間にシワを寄せて寝っ転がる。
「ご飯いる?」
「いる。おなかすいた。」
「持ってくるよ」
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