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裕樹視点
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「え?」
「え」
「それだけ?」
「それだけ」
「…」
それだけのためにこの間。なんかもっと深刻かと思ってたから軽くショックだ。
「あーあ。なんだよもう」
「裕樹?」
「寝る!おやすみ!」
「裕樹、お菓子いる?」
「いる」
しばらくして部屋をそっと覗きに来た玲からの誘いに負けた。
「で、出かけてくれる?」
「…いいけど」
「ありがとう」
「うん。いつ行くの」
「正月かなぁ」
ベッドに腰かけた玲が天井を見ながら話しかけてくる。
「予定ない?」
「うん。行けるよ」
「おお」
「…」
「…」
「…眠いから寝るわ」
「おやすみ」
「おやすみ」
おでこに小さなキスをされたあと、口に下りてきて触れるだけのキスをして寝た。ちょっとバカップルっぽかった。
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