アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
裕樹視点
-
「はぁ!?!?」
席を立ち上がると周りからの痛い視線と、玲から静かにしろという冷たい声が聞こえた。
「ごめんなさい…」
そろそろと椅子に座り込んで玲の目を見るけど、その目に嘘はなさそうにどうしたと見つめ返してくる。
「ねえ」
「何?」
「僕達ってさ、いわゆる…世間でいうゲイとかいうもんじゃないですか」
ゲイ、の部分だけ声を小さくして周りから聞こえづらいようにする。
「親はその…それは大丈夫なの?」
「さあ」
「さあ!?」
「うん」
「まあ俺達とりあえずながーい間付き合ってきてるし、親もそんなんだとは思ってるんじゃない?」
「てきとーすぎるよ…」
急に実家だし心の準備もしないとと慌ててる間に新幹線は到着しようとしていた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
204 / 205