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車
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「玲?」
「なんだよ」
「どこ行くの?」
「あ?」
「いや、だってこれ帰りの道じゃないって」
「食べに行くだけだよ」
「ふーん……めずらし」
小林さんのところを離れてから、家に帰らず、寄り道とは……
「珍しいも何も。会いたいって煩い奴がいてね」
「会いたい?」
「覚えてるか?亮太」
「亮太!」
「今からそいつん家行くから」
「なんで?」
「会うため」
なんだよそれ。俺がどんだけ覚悟してあそこから出てきたか知らないくせにさ。
「なあ、なんであそこに僕を置いたの?」
「ひとりの時間が欲しかった」
「ひでえ」
「ああ」
ん?それで、終わり?
なんか、ないの?
「これ」
「なんだよ」
「これ飲んで良い子にしてろ」
「また微妙な…」
渡されたのは、ブラックコーヒー。
僕苦いの飲めないんだけど。
全く……玲は馬鹿だ。
でも、間接キスは悪くない…
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