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僕のセカイ5
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そんなことを思っていると、お母様が部屋に入ってきた。
その表情(かお)は少し嬉しそうで、
夢芭の演奏は成功したんだな。と思った。
そしてお母様は僕に言う。
「玖音(くおん)あなた、発声できるようになったの?」
お母様は僕に尋ねる。
僕は、口を開いた。
「ゔぁ゛ガ…」
僕はお母様を見た。
お母様の目には光がなかった。
「何故、何故あなたはっ」
お母様は虚ろな目で僕を殴り、物を投げる。
額が切れ、血が床へと落ちる。
息が苦しくなり、咳をすると口から血が出てきた。
お母様を見ると、手に血がついていた。
僕の血でお母様を汚してしまった…
目を閉じてお母様からの暴力に耐える。
きっと、すごい音がしていたのだろう。
お父様が部屋へ来た。
お父様はお母様に声をかけると、お母様は泣きながらお父様に支えられ外へと出て行った。
二人が出て行ったドアを見つめながら僕は意識を手放した。
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