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あの後
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あのハロウィンの日、人間界に来るための約束を不本意ながらも破ってしまった私は行く所どころか帰るところも文字通り無くしてしまった
そんな私を心優しく迎え入れてくれたのがこの家の主である真であった。
(そもそも魔界に戻れなくなったのは真の行動が原因な気がするが…)
そんなこんなでここに住まわせてもらう代りに私は真の家事をするということになったのであった。
真は言わば大学生というもので毎日学校へ行かなければいけないらしい。
そんな真の為に"お弁当"を作るようになったのだがこれがまた楽しく、最近ではレパートリーも少しづつ増えている。
それに新しいものを入れるたびに美味しかったと笑顔で言われるとやはり嬉しいのだ。
あっという間に月日は流れそんな風に真と過ごしていると新な一面が見えてくるようになった
まず1つ目に彼は朝に弱い
一度呼んだだけでは起きず基本三度目の呼び掛けでやっと布団から出る始末。
最近では起こすよりも弁当を作るのを優先し始めた為か料理の匂いに釣られて起きてくるようになったときには感動したほどだ
そしてもう1つはボディタッチが多いことだ
今日のような寝起きはもちろん、出掛ける前そして帰ってくる時は必ず抱きついて首もとに顔を埋めてくる
出会い始めがアレなのだから今更な気はするがそもそも私はそんな軽々しく人に触れる人間ではないし、むしろ触るのも触られるのも避けてきた為、免疫がない。だからか少し…過剰に反応してしまうところがある。
それを彼は面白がって更に首もとを舐めてきたりする…!
こればかりは恥ずかしいし擽ったいので止めてほしい。
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