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変わりゆく日常
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その日以来、真は今まで通りいや今まで以上にスキンシップが激しくなった
始めは流石に戸惑ったが慣れというのは恐ろしいもので数日経てば日常の風景と化してしまった
そんな風に彼の行動を受け流していたからかスキンシップは更にエスカレートしていて気づいた時には唇を奪われていた
あの日交わした約束はなんだったんだとかこういうのはやはり同性同士でするものではないのでは…という様なことが頭を過ったが目の前の男があまりにも綺麗に幸せそうに笑うものだから喉元まで出かかったものは言葉になることもなく消えていった
そもそも私は人間ではないのだしわざわざ人間界の価値観に縛られる必要もないのかもしれない
そう思うと幾分か気持ちが楽になり私は考えることを放棄した
1度許してしまえばそこからはもうなし崩しで何度もキスをするようになった
唇が触れるだけのキス
それはいつしかお互いの存在を確認するための手段へと変わっていった
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