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1-1. 団長代理
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「壮克(ソウコク)団長の死体確定ですって」
『白手袋の団』アジト、会議室。津流(ツル)、凝(ギョウ)、今会議室に入ってきた融(ユオ)で戦闘員3人が揃った。
会議室は長机二つにパイプ椅子、ホワイトボードがあるだけの質素な部屋だった。
「あの団長が…」
「信じられないよねえ」
津流と融は困惑の表情を浮かべ、凝は腕を組み押し黙っている。
白手袋の団、団長壮克が死んだ。半年前魔人の王と対峙し、無傷で帰ってきたのに。
無惨な姿で今朝、アジト前で発見された。
「これからどうなるんだ、オレたち」
「うーん」
魔人退治の為戦ってきた3人だが、団長の指示のもと動いていた。指揮をとる者がいない。
「…解散か」
黙っていた凝がようやく口を開いた。二人はハッとして凝を見る。
「こんちわー」
同時に、会議室のドアが開いた。
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