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会議室に入ってきたのは見知らぬ男だった。サングラスをかけたコート姿。男は笑みを浮かべて3人に尋ねた。
「ここの主戦力になっているのは君たち3人?で、合ってる?」
「えーと、それを答える前に、貴方はどちら様ですかい?」
3人の疑問を口に出したのは融だった。凝と津流は不信感を隠さず男を睨んでいた。それを気にせず男は軽く謝り説明した。
「お、失礼。俺は実果(ミノカ)っていう。実るに、果実の果って書くんだ。今日から団長代理を務めるつもりだ。よろしく」
「団長、代理?」
「死んだんだろう。君たちの団長は」
3人の不信感はさらに募る。団長の死が分かったのはつい先ほどのこと。見知らぬ男、実果が何故それを知っているのか。3人の戸惑いを感じ実果はため息をついた。
「急で悪いが、団長の死も急だったしな。まずこの手紙を見て貰おうか」
「み、見ていいんですかい?」
「ああ、君たちの団長が俺に送ってきた手紙だ」
封筒を受けとった融は遠慮がちに封筒から紙を一枚取りだし開いた。津流も気になったのか融の肩越しに覗いてきた。
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