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逃走8
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しばらくの間沈黙が続く
「…なんで俺なんか探したの…てか何の用?」
和彦「…探すに決まってんだろ…あんな急にいなくなるなんて。それになんだよはやと君って…そんなに俺から離れたかったのかよ…」
「そうゆうわけじゃ…」
和彦「…なぁおれ何か悪いことしたか…俺のこと嫌いになったの…?」
嫌いになんてなれるわけない…!!
でも2人の邪魔にはなりたくないんだ…
だから…
今から嘘をつく俺を許して…
「…そうだよ…お前のことなんかもう好きでもなんでもない。俺のことはもう放っておいてくれ」
今俺はちゃんと言えているかな
和彦の目を見てはっきりと
「俺はもうお前のこと嫌いだから。」
和彦「っ…!!
「…もう帰れよ…。太一待ってるだろ」
和彦「太一君…?なんで太一君がでてくるんだ」
なんでって…
お前ら両思いだからに決まってるだろ…
和彦「悠里なんか誤解してない…?」
誤解…?
そんなんあんなのみて誤解もなにもないだろ…!
それに前にもこんな気持ちを感じた事があった気が…
「誤解…?してねぇよ!!とにかく俺に構わず太一と仲良くすればいいだろ…!!!」
和彦「悠里聞いてくれ!!」
「うるさいうるさいうるさい!!!!!」
あまりにも頭に血が上ってしまった俺は思ってないのにいってはいけないことを
「てかさ…俺が記憶失ったの和彦のせいなんじゃないのか?」
急に壁の方におされ
和彦に壁ドンされている状態になった
泣いてる……のか…?
おれはこいつを悲しませることしか出来ない…
「ごめん…冗談でも言うんじゃなかった」
首を横にブンブンと振っている
やっぱり俺じゃだめだ…
それに蓮二と別れるって決めた時に和彦とも別れるつもりだった…
どちみち離れるつもりだったのに…和彦の家に世話になってしまったからだめだったのかも…
「…なぁもう帰れよ…ん!!…っぁ…んんんん…!!」
いきなり深いキスをされる…
嫌だ…!!せっかく諦めようとしてたのに…
太一の事好きなのにこんなことするな!!!
『ドンッ‼︎』
「やめろっ!!太一の事好きなのにこんなことすんじゃねぇ!!」
和彦「違う!!!!!!
俺が好きなのは悠里ただ一人だ!!」
「そんなわけ…」
和彦「悠里聞いて!!太一君は弟のような存在なだけだ。それに太一君も俺のことは兄のように思ってるだけ。」
兄…?弟…?
「嘘だっ…」
和彦「嘘じゃない!!!!」
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