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愛情
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和彦に頼み蓮二のもとに運んでもらった。
「…蓮二。顔上げてこっちむいて…?」
そういっても下を向いたまま首だけ横にふっている。
蓮二「…っ悠里に…合わず顔なんかない…!!俺が…俺が悠里を…!!!!」
「俺ね…?最近の蓮二怖かった…だって俺の知ってる蓮二は…俺が愛した蓮二は…優しくて、かっこよくて、たまに見せる笑顔が可愛くて、どんな人にも明るく接することができるそんなやつだったもの。そんな蓮二をおれは大好きだったんだよ?」
予定外のおれの言葉にびっくりしたかのように蓮二は顔をゆっくりとあげた。
「ははっ…ひどい顔してるよ!泣きすぎ!!
そんなの蓮二らしくない!だから…
笑って蓮二?この先ずっと…」
蓮二「…っ!!!ごめん!本当にごめん!!ただ悠里を失いたくなかったんだ…!!その想いに呑まれすぎておかしくなってたおれ…本当に…本当に…すまなかった…!」
「蓮二…蓮二のおかげで…もう一度バスケができて…愛する気持ちも思い出すことができたんだ。ずっと照れくさくていえなかったんだけど…ゴホゴホッ…!!…またバスケをできるようにしてくれてありがと…たくさん優しくしてくれてありがと…なによりこんな俺を愛してくれてありがとう。」
蓮二「……悠里っ!!…おれこそ…あり…がとう…」
よかった…もとの蓮二に戻ってくれた…
安心したらまたするどい痛みが走る。
くそっ…!!
「ゴホゴホゴホゴホッ…!!」
和彦「やばい…!血が出過ぎている…はやくここからでて救急車を呼ばないと…」
蓮二「あの絵の下にスイッチがある。そこを押せば隠し階段が現れる…そこからしかここから出られない…」
ここからでれるのか…
そういえば燐は…?
燐を見てみるといつのまにか自力で紐取っていた。
燐「和彦さんでしたっけ?!行くしかないです!!汗急ぎましょ!」
燐がスイッチを押すと
ガガガッと音がして壁から隠し階段が現れた
和彦は俺をおんぶして燐の後について歩いた。足撃たれて痛いはずなのに…
和彦「おい…!!あんたもいくぞ!」
蓮二…?
なんでこっちにこないんだ…???
蓮二「俺は…おまえたちに酷いことをし過ぎた…。一緒に行けない…」
「やめろ…っ!!」
蓮二は自分の頭に拳銃を突きつけた。
「なにしてんだよ?!!馬鹿な真似はよせっ!!!」
蓮二「…さよなら悠里…。」
『パァン!!』
蓮二の体は空中をまいそのまま地面に倒れこんでいく……
なんでお前が死ななきゃならないんだよ…
「…っ蓮二ーーーーーーー!!!」
和彦「…くそっ…!!いくぞ…悠里」
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