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ー13ー
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自分の家なのにドキドキしだす心臓。
がちゃりと音をたて家の中に入ると
「恋!遅い。」
偉い剣幕で怒るお姉ちゃん。
神島くんいるのにな。
「…ども」
後ろに立つ神島くん。
そしてみるみるうちに赤くなるお姉ちゃん。
「れ、…恋!!ちょっとこっち」
無理やり引っ張られこけそうになる。
「あ。あんた…あんな金髪で…耳にピアスたくさん!!それに…えぇ、イケメンでいかにも不良で…イケメンでぇぇ?いつ友達に!?」
奥の部屋で神島くんをチラチラ見ながら
小さな声で話すお姉ちゃん。
めんどくさい。
今日の出来事を正確に伝えるとお姉ちゃんは嬉しそうに
「神島くん?ちょっと」
神島くんの名前を呼び
仕事部屋に連れていくお姉ちゃん。
馬鹿さが目立つよ。
呆れながらも荷物を渡すため
ついていく。
「恋!!すげーよ!なぁ!本物だぜ!!」
仕事部屋に着くと
子供のようにはしゃぐ神島くん。
僕はいつも見てるし…なんとも思わないけど
嬉しそうで良かったな。
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