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無心を心掛けながら浴槽を洗う。
落ち着け。
自分の家に人を上げるのは、好きでは無いが初めてじゃない。
風呂入って寝る。それだけだ。
何の問題もない。
と言うか、何であいつの為に俺がここまで取り乱さなければならない。
普通の事だ。
知り合いが酔ってたから、泊めてやるだけ。
知り合いって言える程の関係でも無いが、そこは無視だ。
相手は酔っ払い、相手は酔っ払い。
呪文を唱える様に永遠と呟く。
委員長のほんのり紅い顔を思い出し、「冷水に設定してやろうか」と、泡をシャワーで流しながら思った。
「…何やってんの」
風呂の準備を終え脱衣所に出ると、委員長が座り込んで居て声を上げそうになる。
家に向かっていた時から、変な汗が止まらない。
それは多分、俺だけなんだろう。
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