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このまま言い合ってても拉致があかないと思い、委員長を無理矢理脱衣所へ押し込む。
始めは抵抗していたが流石に諦めたようだ。
シャワーの音が聞こえる。
脱衣所へ押し込まれながら「お前、物凄く頑固だな」とか言っていた気がするが、当たり前だ。
こんな状況で折れてたまるか。
どっと疲れが押し寄せて深くソファーに座った。
気を紛らわす為にテレビを付けるが、当然のように内容は入って来ない。
暫く流し見ていたが飽きて電源を切ると、部屋が一気に静かになった。
委員長は多分、湯船に浸かっているのだろう。
風呂に入ったのは何時だったか確かめる為にリビングの時計に目をやると、20分は経っていた。
…長くないか。
いや、こればかりは個人差があるよな。
そのまま少しの間待つが、上がって来る気配が無い。
え、まさか、風呂ん中で寝たりしてないよな。
溺れている委員長が頭に映る。
いやいや、流石にそれは…いくら酔っ払いでも…
「………」
今日のあいつなら有り得そうだ。
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