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独占欲
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「ごめん」
相手の両手を優しく握り
コツンと額をあわせて
「多分もうしない」
一昨日、槇田に呼び出されて酷く怒られた。
冷静になればおかしいのは自分だと思う
けど
「多分てっつか…何でもねぇや」
そうだよな。うん。
押し黙る練汰
「練汰~」
ポンポンと頭を誰かに撫でられる
声からして
「ま、きた?」
くるっとふりかえると
「うん。」
はっとして将吾と槇田の顔をキョロキョロするが
「練汰、将吾に俺がちゃんといってあげたから。もう大丈夫。
あ、将吾約束守れないなら俺が貰うってこと忘れないでね
てか、うん練汰将吾のこと嫌みたいだからもらっても」
「ダメだ。」
約束ってなんだよ
え、なんですか。
「れーくん。本当にひどいこといっぱいしてごめんね。」
「まぁでも将吾の気持ちもいたいくらいにわかるけどさ。練汰は、隙がありすぎだからね。まぁ将吾の方が悪いっちゃ悪いけど、練汰も悪い。」
まぁ、練汰はあんまり気にしなくていいよ?
よしよしーと将吾から剥がされて槇田に頭を撫でられる
「…おい。触んなって」
「いや、無理だね。」
…おい待て。デジャヴだ。
「練汰、いこ」
腕をつかみ、引っ張られるが前ほど強引ではないきが、する
「…っちょ、いや、謎!!」
わからないことだらけで不安だとかこわいだとかそんなことはどっか行ってしまって
流れるままに引っ張られることだけは確かで
「不快」
「は? 」
「不愉快」
「っだから、なんなんだよ!」
「お前のこと、好きなのは俺だけじゃねぇんだよ。恋人っつう関係なんか、お構いなしに皆お前に手をつけてる。はぁーむかつく。俺だけのものなのに俺だけが触っていいのに。」
「ちょちょちょ、でか!こえでけぇ!」
キョロキョロするが誰もいないほっとするが
「なのにお前は簡単に触られてキスされて抱き締められて、不安だし、俺だけのものなんだって縛り付けたいんだよ」
「っはっ!?はぁーっ?」
顔があつい。
なにいってんだしょうごさん。
止めてください。
「ムカつくけど槇田に、行動だけで縛り付けると、嫌われてくだけ、って言われたし落ち着いて考えたらその通りだし。」
ため息混じりにめをふせる
「お前、わかってんの?自分がどういう立場でどうしなきゃいけないか」
「んなっ」
「やすやす触られてんじゃねぇよ。本気でビッチならもう構わないけど」
「はぁ!?」
「とにかく、俺だけにして。」
「えっどーいう」
「このからだ全部俺のもの。心も体も、全部お前っての全部だ。」
「ーッ!」
「…わかってんの?本当に」
…わかってんよ。
「答えろバカ。」
「っせーなぁっ」
「真面目に」
「わかってるよお前のもん…っ」
言い終わる前に苦しいキスすんのやめろよ。
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