アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
まきなる
-
柚季は素直だ。
おいで、と呼べばくるし、抱きつこうが、キスをしようがその先に進めようとしても抵抗せず受け入れる
そして、あっちから来ることも少ないがある。
俺の本命は一応練汰だけど。
成瀬から離れようと思わないし成瀬も練汰に対して嫉妬したり俺に特別を願ってきたこともない
不思議な関係だ
たまに、突き放したくなるのに。
…そもそも、引き寄せたのは、俺のほうだった。
離そうにも、いつも俺が成瀬を抱き寄せいるんだ。
「成瀬くん?隣に座ってる槇田なんだけど。知ってる?」
生徒会長で、バレー部のキャプテンで、成績も良くて、運動もできて、人柄も、一面を切り抜けばとても良いらしい…仲良くなってみたい人だった
「あ?誰お前。そこら辺のゴミなら、かかわんないから。俺。」
訂正。性格に難がある。
先生や自分と同じように優秀な人間以外眼中に無いときいていたが…凄まじいな
「…あはは…一応、追加授業受けるし、部活もサッカー部だからインターハイ行ってるんだ…一応」
「…。」
「…あはは…」
無言で頭の先から爪先までみられる。
品定めか?
「…で、なに。学校生活に不満があるとか、金を寄越せとか、お前の部活うぜぇから潰すとか?そういう話?」
意外。なんでそういう返しになるの?
「俺、本人がちゃんとしてれば全部結果や功績に残るって思ってるから。口だけのカスは、話すのもムダ。むしろマイナスだって思ってんの」
なにもいってないんだけど…
「…俺、結構人の観察好きでさ。大体わかんだよね。」
…なんか、クラスでみる成瀬柚季と違いすぎる…
「俺、結構人格破綻してて多重化してんのよ。別に、病気でもないしただ使い分けてるって言うか切り替わるって言うか。ま、びょうきか。あんま信じられるものも少ないし…あれ。なんでこんなにお前に話しちゃってんの。俺。」
不思議そうな顔をするけど、俺は一人で喋ってる君に不思議な顔をしてるよ?
槇「へぇ…」
成「…へぇ」
じっと見つめられる。あまりにも真顔とも言えない、笑顔とも言えない。強いて言うなら敵意のない顔。
「お前、なんかやだな。」
…??
「あんま近づかないで。悪いけど。あ、ゴミくず認定はしてないけど、好かないだけ。よろしく槇田くん」
言葉が矛盾しまくってる。
嫌われた?いや、なんだ??
それから、成瀬が気になるようになった
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
60 / 74