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課題やってない(将練
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高校二年の秋。学生でいるのも、半分を過ぎたなと思うころ。
毎日が恋人とのいちゃいちゃライフなら、どれだけありがたかったことか。
残念なことに、俺の恋人はどうやら幼馴染みうちで溺愛されてしまってるらしい。
最初にすきになったのは、俺なのだから、俺のものという事で
…すむと思ってたのだけど。
どうやらそうもいかないようで。
可愛すぎるおまえが大好きだ‼
次の授業は数学
トイレから教室に戻ると葉杉が焦って何かしていた
「練汰 練汰 何してんの?」
バスケ部部長で、生徒会副会長で、頭もそこそこ?いや、普通に頭がいい将吾は、同クラで同じ部で恋人の練汰に話しかける
「んー?これ、終わんなくて…」
見てみると数学の課題をやっていた
そーいや今日の宿題だった
まぁ俺はやってきてるけど 見せてやるか
「ほら、俺のうつせ」
ピラピラと課題の紙を練汰の方へふって見せる
「ん どーも」
焦りぎみな練汰は紙をとって写す
写し終わると同時に
「はーい始めましょう」
先生が教室に入ってきた
「ふーっ終わったぁ」
焦っていた顔が緩む
頭をがしがしとかいてプリントを雑に返してやり
将吾はプリントを返してもらってふと気づく
何かかいてあった
「ん?」
"ありがとう"とかいてあった
「ふっ」
顔がにやける
練汰の方をみると手で顔を隠すようにしてこちらに顔を見せない
赤くなっているのかと思うと、さらにニヤける
隣に座っている人達に
「何変な顔してんの?」
と真顔で言われた
「別に何でもねー」
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