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2人でいたい-7
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「ん……翔星起きてるの?」
「あ…」
起こしちゃった…。
外はまだ暗いからきっと朝早いよね。
「んんー…おはよう翔星。」
目を閉じたまま陽斗さんがのびをする。
「おはよ…ございます。」
「手紙読んだ?」
「っ…読んだ!」
「そっかあ。とあ、こっちおいでー。」
「え……。」
「はやくー。」
陽斗さんが布団を捲りあげて手を広げている。
「とあー、はやく来ないと俺寒いー。」
ううう…。
仕方なく布団の中に潜り込む。
「翔星あったけー。」
「や…!」
陽斗さんの顔が近くて体が熱くなる。
「や、くすぐったい…っ!」
「んー?首感じるの?」
「違っ…!」
陽斗さんが唇を首に押し当ててきて、その熱に神経が集中してしまう。
「ビクビクってしてる。可愛い。」
「…ひぁっ……!」
寝起きで暖かい陽斗さんの手が服の中に滑り込んでくる。
陽斗さん、寝ぼけてるっ!
「や…!そこ……っ。」
「ここ好きなの?」
ぶんぶんと首をふる。
俺はね、ただでさえ陽斗さんのことが好きで好きでどうしようもないんだ。
手を握ってもらうだけでもフワフワしてどうかなっちゃいそうなんだよ。
「ふぇっ……」
涙がぼろぼろとこぼれ落ちる。
なんで陽斗さんに触れられるとこんなにすぐ泣いちゃうんだろう。
「えっ…!翔星……?」
「…ふええっ」
「――っごめん!嫌だった?」
「ちが…ぁ……くてっ………陽斗さんに触られるとっ…気持ちくて……ふわふわってしてっ…………おかしくなっちゃ――――」
―――――――――――え。
チュ、と音を立てて陽斗さんが俺に唇を合わせた。
「とあ、ごめん…俺、我慢できねーわ。」
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