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驚愕
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「へー!!お前戻ってきてたんだー!」
そう言って、雅人はにかっ笑った。
いつも雅人はにこにこしていて、誰とでも仲良く出来るやつだから、男女問わず好かれていた。
変わらないな。
そう思ったのもつかの間。
「あっれー?2人って知り合いなの??」
そういって雅人の背中に体当たりしたのは先程、遥香と呼ばれたちっこいやつ。
「ああ。中学の頃の友達で、ほら、あの……が好きだったやつだよ。」
「ええ?!?君があの?!」
……なんのことを言ってるのかさっぱりなんですが。
誰が誰を好きだって?
…おい雅人。お前もしかして、こいつになんか余計なこと言ったのか。それも結構詳しく。
「は、なんのはなs「えぇ?だってさぁ有名な話だよ?あのとっっっても綺麗でめちゃくちゃ競争率高い高木祐樹の好きな人が中1の冬に転校して行った人だっt………んー!んーー!!」
「おいこら」
怖い顔の雅人に口を手で塞がれた遥香の顔がさあっ、と真っ青になる。
は?…なに?話が見えないんだけど。
………………もう一度言う。話がみえねえぇえぇぇぇえ!!
意味わかんねぇ。普通に違うだろ。何の話だよ。
「あーもー。遥香てめぇ余計なこと言いやがって。後で覚えておけよ。」
いやいやと首を振る遥香をおいて、僕の方に顔を向ける。
「……えと、まあ、気にすんな」
気になるだろうがあぁぁぁあ!!
初っ端から訳のわからん話を聞かされた僕。
………僕、あいつと同じ部屋なんだけど?
…そこまで言って、気にすんな…と?
誰か……助けて………
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