アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
歓喜
-
うーーわあぁぁあい!!
やっと…やっと僕の楽しい楽しい高校lifeが、始まるぅぅ!
…え?高木が絆されるのが早すぎるって?
そんなの関係ないない!細かいことは気にするなよ?!だって高木、元から僕のこと好きだったんだって!だから関係ないんだよ!(((シャキーン★☆
……ごほっ…取り乱しましたスイマセン。
と……とりあえず、ゆ、夢じゃ、ないんですよね…?あ、どうしよ。急に怖くなって来たわ
頬をぎゅううううっと、それこそ血が絞れるんじゃないかって程につねってみた。めっちゃ痛かった。
本当に…本当なんだ。
高木が、僕のことを好きだって言ってくれたのは。
叶うことなんてないと思っていた。
高木が「好き」そう言った瞬間、全身に鳥肌が立って、頭が真っ白くなって、泣きたくて、苦しくて、それでいて笑っていたいような、なんとも言えない気持ちになった。
手を繋いで部屋に戻ってお風呂に入った後、ドライヤーで高木の髪の毛を乾かしていると、真っ白で滑らかなうなじが目に入る。焦げ茶色の髪の毛のふわりとした襟足から覗くうなじ。あと、なんかいい匂いする。あ、舐めたい。
は?!いやいやいやだめだめだめ。
ふとこちらをみた高木の色素の薄い茶色の目、白い肌、紅く薄い唇。
あー…もう。可愛すぎるよ。
抱きつきたくて、背中から抱きついちゃった。そしたら高木が僕の腕をきゅっ、って掴んだ。びっくりしてちら、と顔を覗くと、ほっぺた真っ赤で。ホンット可愛い。鼻血でそう。
途中で寝てしまった高木をベッドに運び、布団を掛ける。ついでにちゅーも。高木が知ったらなんて言うかな。
こんな呑気なことばっかり考えてるけど。
折角手に入れた。
僕の、大事な宝物。
硝子(びいどろ)みたいに綺麗な、綺麗な宝物。
絶対に壊さないように。落とさないように。
しっかりと、抱き締めておかないと。
…なんて詩人みたいなクサくてらしくないことも考えてました。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
13 / 20